目の前の1人の子どもを助けられますか?

EduTechやら教育改革やら。テクノロジー(と企業)の後押しで、毎日のようにプログラミング教育のニュースが流れてきます。でも多くの学校現場はまだ静かです。
 
その理由はいろいろありますが、一番気になるのは「大きな話をする人たちは子ども一人ひとりを見ていない」という点です。
 
システムや運営は「組織と業務の効率化(Optimization)」の問題です。それに対して、現場の先生方が心血を注いでいるのは顔の見える「粒粒の子ども」です。このマクロとミクロの大きな溝をしっかり埋めておかないと、ことはいつまでたっても「議論の空中戦」ばかりで上手く進みません。そして最後は「行政の力づく」と「現場の面従腹背」というシナリオに流れていきます。
 
教育コンテンツに携わる人たちはパソコンの前でアレコレ空想しているより、1人でも多くの子どもたちと話をしてみてください。お母様方の声も参考になります。
 
教育産業の方に必ずお聞きする質問があります。「それであなたは目の前の1人の子どもを助けられますか?」。勉強がニガテな子が、本当に勉強が好きになったりカシコクなったりするのですか?
 
今、多くの子どもが「教育の板挟み」になっています。これに対する自身の経験とビジョンがないと、「出来のいいデバイスやコンテンツ」だけでは現場の先生方や家庭の共感は得られません。