STEM先生

コンピュータが子どもたちと未来をつなぐ魔法の箱だとすれば、STEM先生はその案内人です。学校はハリーポッターのホグワーツスクールみたいだと楽しそうです。学習ツールは魔法の杖、ホグワーツスクールには準指定教科書もあります。

さてその教科書を開いてみると、そこには自然や社会、身の回りの生活の様々なことが紹介されています。科学的なことや数学的なこと、社会的なことやコミュニケーション的なこと、モノの仕組みやそれを動かすテクノロジー、経済やお金の話も。今子どもたちが学校で教わっている科目が、コンピュータサイエンスという新しい教科書のなかで全部つながった知識と知恵になっています。

これからの時代の変化を受け止めて、それを乗り越える気力と知恵をコンピュータサイエンスが与えてくれます。

長い歴史を持った今の教育体系は行き詰っています。それは全てのものに起こりうることです。苦労して過去のものとツジツマを合わせながら1cm2cm進むより、新しいハイウェイを創るほうがどれだけ楽で発展的でしょうか。経営の世界で「スクラップ&ビルド」は定石です。

今ある算数や理科、社会や国語、技術や道徳といった科目の中にプログラミングをねじ込む苦肉の策ではなく「コンピュータサイエンスという新しい学習体系」に今ある科目を溶かしていく。STEM先生の一番の仕事はそこにある気がします。