学校のEduTech「ここが大変」~その2

学校現場にEduTechを導入する場合、事前の受入れ準備は並大抵のものではありません。少なくとも下記の作業は「業務の下ごしらえ」として必須です。
 

 
☑ 選択と集中(捨てる学習領域、新しい学び、ウエイトづけ)
 
☑ 業務効率化のためのデータ整備(管理データをシステムに移す)
 
☑ PDCA(子どもの未来につながる重点課題設定と努力)
 
☑ KPI(学校としての数値コミットと実現プロセス管理)
 
☑ 生徒の学習履歴(生徒ごとの学習目標と進捗、伸ばす応援)
 
☑ 業務のオプティマイゼーション(労務管理、外部委託も含む)
 
☑ 予算管理(ヒト・モノ・カネの効率運用)
 
☑ 学校運営とICT促進の専門スタッフ育成
 
☑ 脱「紙」文化(伝達・提出には音、映像、データも認める)
 

一言でいえばERP(ICT化の基盤になる考え方と手法)です。この準備ができていないと、学校のEduTechはベラボーに高い「学習オモチャ」になってしまいます。
 
学校には「授業の外」の未解決課題が、山のように残っています。そしてその多くは「経営」と呼ばれる、モノゴトの根幹に近いものです。
 
学校におけるEduTechの成否は「教科や教材、人材や教え方」よりも「期限の中でどこまで学校運営に経営の要素を埋め込めるか」が大きなポイントとなりそうです。
 
教育も「今すぐ= 変化とスピードの時代」に入ってきたといえますが、果たしてこうした「クリアカットな教育革新」と「伝統的な公教育論」がどう絡まって展開していくか。
 
日本の学校教育は大きな山場を迎えています。
 
 
 
※ERP(Enterprise Resources Planning):効率的な経営資源管理
ICTのテクノロジーとサービスをしっかり受け止めて有効に活用するための大前提。実施主体側にERPの理解とベースができていないと、なにをやってもトンチンカンな結果になってしまいます。