パソコン教室はどこへいく?

20年前に隆盛だったパソコン教室も、今やシニア相手の商売になってしまいました。スマホとタブレットでどうにか息をついていますが、お年寄りが減ってくれば一緒にチ~ン!

そんなところに降ってわいた子ども向けプログラミング教育ですが、果たしてこれが特需になるのかどうか。話題が大きかったので期待も高かったのですが、ちょっと雲行きが怪しくなってきました。

一つは「小学校でプログラミングは教えない」という文科省の腰砕け。他の教科を押しのけてパンパンの時間割に割って入る覚悟もなければ教える人もいない。「理科や算数の中でうまいこと使ってね」レベルに大幅トーンダウンしています。

もう一つが「お国を挙げての大改革にしたい」という政府の意気込み(パフォーマンス)。「学校ができない部分は民間で」ということで、ペラペラの謝金(もしかするとタダ働き)で民間人材が駆り出されて、各地で週末教室が開催されることになりそうです。

そしてパソコン教室の淡い期待にとどめを刺すのが、商工会議所と学習センターの無料講座。定年SEや退役教職関係者が「アレコレタダで教えます」という流れ。

ご家庭の大半はまだ「プログラミングってな~に?」のレベルですから、内容も効果もわからないものにお金を払う人は多くありません。

ということで、もしパソコン教室の関係者で「子ども向けプログラミングを商売の柱にしていく」とお考えの方がいらしたら、規模の大小にかかわらず「ガツンとくるテーマとカリキュラム」が必要です。そしてなによりも「教える力(講師の資質)とパッション」がないと子どもはついてきません。ある意味、大人よりシビアです。

押し出されるか、それともニッチを押さえるか。とてもチャレンジングな勝負です。